Web会議システム Zoom および Webex への対応あるいは準備について
情報統括本部では、遠隔授業の手段として Skype for Business および Microsoft Teams を提供しており、これらを学内の標準として利用の促進および支援を行っております。
一方、上記以外のWeb会議システムについてのお問い合わせを頂くことがあります。このうちZoomとWebexについて、情報統括本部としての方針を以下にお知らせします。
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現在、Zoomについてはセキュリティに関する多くの脆弱性が発見されています。その内容は、授業や会議が中断されるもの、会話の内容が盗聴されるなどです。盗聴されても差し支えのない内容でも盗聴被害にあうと、そのインシデント対応・報告を文科省と行うことになり、多大な労力を要します。(対応は、会議・授業実施者に行っていただきます。)参考に IPA (情報処理推進機構)が公開している Zoom の脆弱性に関する情報をご覧ください。
- Zoom の脆弱性対策について
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/alert20200403.html
現在、情報統括本部では、新しく Zoom を利用した会議や講義を計画については、お勧めしない方針をとっています。 既に Zoom を契約されているものについて制限をするものではありませんが、引き続き継続して利用される場合は、以下の注意喚起もご参照いただき、十分にご注意してご利用いただければと思います。
- オンライン授業での Zoom 利用におけるセキュリティの問題について
http://covid19.iii.kyushu-u.ac.jp/articles/ZoomSecurityAdvisory.html
- Zoom の脆弱性対策について
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Webex については、シスコシステムズ社より特別支援プログラムによるライセンスの供与を受けており(10月までの期間限定)、これに基づき現在学内での利用の可能性について検討及び検証を行っています。ただし、当面の間は Skype for Business と Microsoft Teams を中心とした遠隔授業の準備を優先し注力することとします。
問い合わせ先
九大CSIRT
security-room(at)iii.kyushu-u.ac.jp