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掲示日時:2020-05-01 13:00 JST

オンライン授業・会議ツールに関する九州大学の基本方針

この方針は、情報環境や社会情勢の変化に伴い、随時変更することがあるので、常に最新の方針をチェックしてそれに従ってください。

新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態におけるオンライン授業・会議ツールの利用に関しては、下記のような原則に従い、安全に配慮したツールの利用をお願いします。

(1) 基本方針:

  • 大学として基本的な対応ができる優先順位および個々のツールのセキュリティ上の脅威となる情報を提示したうえで、教育・研究・業務等の継続性のバランスを考慮して、流動的な状況に柔軟かつ使用用途の多様性に適合した選択肢を構成員に与える。

(2) セキュリティ対策優先の原則:

  • 本学のコンプライアンス違反あるいは本学への被害をもたらす可能性のあるセキュリティ脆弱性が発見された場合は、機密情報を含む通信は在宅でも学内からでも禁止する措置をとることがある。これは、現在本学がサポートしているものも含む全てのツールにも適用される可能性がある。

(3) 大学のサポート:

  • 大学としては、その時点で安全と考えられるツールの契約ならびに利用者への技術提供などのサポートを行う。

(4) 利用者による管理等:

  • 大学のサポートがない場合は利用者が利用方法を自分で調べた上で利用する。また、(2)には相当しない程度の軽微なセキュリティ脆弱性が判明しているツールは、利用者が自ら最新の脆弱性回避の方法を把握し、十分な管理のもと利用する。但し、利用によって引き起こされるインシデントが起こった場合の対応は、利用者に責任があることを基本とする。

(5) セキュリティ対策優先に基づく変更の可能性:

  • セキュリティ脆弱性の情報および業務の継続に必要な手段の確保の状況は、刻々と変化するので上記の措置は、突然変更されることがある。

(6) バックアップの準備:

  • 利用者は、(5)の突然の変更に対応するために複数のツールを準備するように努力する。

(7) 録画したファイルの保存場所:

  • オンライン授業中に機密性の高い内容や学生・講師のプライバシに関わる内容が含まれる可能性があることから、 公開中に問題が発生した場合、大学によって即時的な制限が可能である必要がある。 そのため、録画したファイルは使用したツールの種類に限らず大学の Office365 のファイルシステム (例えば OneDrive for Businessなど) に保存することとする。 なお、授業などを録画する際は、【注意喚起:オンライン授業・会議でのカメラ映像送信・録画について 】に十分注意すること。

なお、4月24日現在、大学で利用されているツールとその状態は下記である。

  • 契約・技術サポートのあるツール:Skype for Business、MS Teams(一部機能のみ公開)
  • 期限付き(9月末まで)の契約があり、利用者で調べながら利用するツール:Webex(なお、公開は連休明けの予定)
  • 利用者で管理しながら利用するツール:Zoom ( 契約が必要な場合は、利用者で行い、費用負担も利用者が責任を持つ。)

問い合わせ先

九州大学 情報統括本部 九大 CSIRT